不動産担保ローン本審査に落ちる確率はどれくらい?原因や通過のコツ、落ちた時の対処法を紹介

不動産担保ローン本審査に落ちる確率はどれくらい?原因や通過のコツ、落ちた時の対処法を紹介

 

不動産担保ローンの申し込みを検討する際、「本審査で落ちる確率はどの程度なのか」という不安を抱く方は少なくありません。事前審査に通過していても、本審査では収入や返済負担率、信用情報、担保不動産の評価や法的状況などが総合的に精査されるため、結果が変わる場合もあります。

本稿では、申し込みから融資実行までの流れを整理したうえで、否決に至る主な要因や留意点について分かりやすく解説します。

 

 

 不動産担保ローン本審査に落ちる確率

不動産担保ローンの本審査に落ちる確率について、銀行やノンバンクなどの金融機関が具体的な数値を公表することはほとんどありません。審査基準は各社の内部情報であり、申込人の属性や担保不動産の内容、資金使途などによって判断が大きく異なるため、一律の通過率を示すことが難しいためです。

ただし、事前審査を通過している場合は、一定の与信基準や担保評価の目安を満たしていると考えられるため、本審査でも承認される可能性は相対的に高い傾向があります。もっとも、本審査では提出書類の精査や信用情報の詳細確認、担保不動産の法的状況などが改めて確認されるため、内容によっては否決となるケースもあります。

 

4種類のうち一番ローンが通りやすいのは?

一般の方がよく利用されるローンとして、カードローン、自動車ローン、不動産担保ローン、住宅ローンがございますが、少額・無担保のカードローンは審査が比較的柔軟でハードルが低く、次に自動車ローン、不動産担保ローンの順になり、住宅ローンは金額が大きく審査が最も厳格になる傾向があり、この中では最もハードルが高くなります。

 

 不動産担保ローン本審査の主な評価基準

不動産担保ローンの本審査でポイントとなるのは、「返済能力」「信用情報」「担保評価」の主に3点です。そもそもの返済能力が無ければ、担保となる不動産があったとしても金融機関は融資をしません。以下、それぞれの項目ごとに詳しく解説していきます。

 

「返済能力」

不動産担保ローンの本審査における返済能力の評価では、まず年収や所得の安定性が重視されます。給与所得者であれば勤続年数や雇用形態、直近の源泉徴収票の内容、個人事業主や法人代表者であれば確定申告書や決算書から売上推移や利益水準、所得の継続性が確認されます。あわせて既存借入の残高や毎月の返済額を踏まえた返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)が算定され、無理のない水準か判断します。

 

 

「信用情報」

本審査では、信用情報機関に登録された取引履歴が重要な判断材料となります。具体的には、現在及び過去の借入件数や残高、クレジットカードや各種ローンの支払状況、延滞の有無とその期間などが確認されます。61日以上または3か月以上の延滞、代位弁済、債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)といった事故情報が登録されている場合は、審査に大きく影響します。また、直近での短期間に多数の申込がある場合も資金繰り懸念として慎重に見られます。

 

「担保評価」

不動産担保ローンの本審査では、担保となる不動産の価値がどの程度あるかを慎重に評価します。まず、所在地や周辺環境、最寄り駅からの距離、土地の形状や接道状況など立地条件を確認します。次に、土地や建物の面積、築年数、構造、用途地域などを踏まえ、市場でどのくらいで売却できるかという「換価可能性」を見ます。あわせて、登記簿で抵当権や差押えの有無を確認し、法的な問題がないかも精査します。これらを総合して担保評価額を算出し、融資可能額や条件が決定されます。

 

 不動産担保ローンの本審査に落ちてしまう原因4つ

ここからは不動産担保ローンの本審査で否決となる4つの原因についてそれぞれ解説していきます。

 

「返済能力不足」

返済能力の不足とは、申込人の収入や資金状況から見て、将来にわたり安定して返済を続けることが難しいと判断される状態を指します。年収に対して借入希望額が過大である場合や、他社借入が多く年間返済額の割合(返済負担率)が高水準にある場合は慎重に見られます。また、勤続年数が短い、収入の変動が大きい、自営業で利益が安定していないといった事情もマイナス要因です。これらを総合し、無理のない返済計画かどうかが判断されます。

 

「信用情報の問題」

信用情報の問題とは、信用情報機関に登録された取引履歴の内容が審査基準に抵触する状態を指します。具体的には、61日以上または3か月以上の延滞、代位弁済、任意整理・個人再生・自己破産などの事故情報が登録されている場合、返済信用力に重大な懸念があると判断されます。また、直近で短期間に複数のローン申込があると資金繰り悪化の兆候と見なされることもあります。過去の支払履歴や債務管理状況が総合的に評価されます。

 

「担保評価不足」

担保評価の不足とは、不動産の市場価値や換価可能性が金融機関の基準に満たない状態を指します。例えば、立地が郊外や過疎地で需要が弱い、建物が老朽化している、再建築不可や接道不適合といった法的制限がある場合は評価が下がったり、そもそも取り扱いができないという判断を下されることがあります。また、金融機関は実勢価格に一定の掛目を乗じて保守的に評価するため、想定より担保価値が圧縮され、結果として希望融資額に届かず否決や減額となることがあります。

 

「法的問題・権利関係の問題」

法的問題・権利関係の問題とは、担保不動産に差押えや仮差押え、仮登記、既存の抵当権などが設定されている場合や、共有持分のみの所有で処分に制約がある場合を指します。また、借地権付き建物や底地、境界未確定地なども換価に時間や手続き上のリスクが伴います。金融機関は万一の回収局面を想定するため、権利関係が複雑で処分困難と判断されると、融資を見送る要因となります。

 

 不動産担保ローンの申し込みから融資が行われるまでの流れ

不動産担保ローンの一般的な流れと、実務上の目安期間を含めて整理していきます。

1. 仮審査の申し込み(目安1~2日)

仮審査に申込をする際には、資金使途や希望金額、返済原資、担保不動産の概要(所在地・種別・築年数など)に加え、申込人の本人確認資料、収入状況をまず金融機関に伝えます。

金融機関により必要書類は異なりますので、依頼された書類をきちんと準備し正確に伝えることが重要です。

金融機関からは、概ね1~2日ほどで仮審査結果の回答があります。

 

2. 本審査の申し込み(目安1~2週間ほど)

仮審査に通過したら、次に本審査の申し込みを行います。本審査では、仮審査よりも詳しく審査がされ、申込人の返済能力や不動産の詳細な査定が行われます。

本審査では、申込人の収入資料として源泉徴収票や確定申告書、法人の場合には決算書の提出、担保不動産で既に借入がある場合には、その返済予定表や残高証明書の提出、納税証明書の提出などが求められます。

資料の揃い次第で融資審査のスピードも異なりますが、通常は1~2週間ほどが目安となります。

 

3. 契約手続き

本審査に通過したら、つぎに契約手続きを行う日程を決めます。

契約時に必要となる書類を確認し、金融機関に持参して金銭消費貸借契約を行います。

 

4. 融資実行

契約手続き後、司法書士が(根)抵当権設定契約の内容を確認し、ご融資実行日に(根)抵当権の登記を法務局に申請します。登記受付完了後、金融機関から申込人の指定口座にご融資金が振込され融資実行となります。

 

 不動産担保ローンの本審査を通過するコツ

不動産担保ローンの本審査を通過するコツとして、申込人もいくつか意識すべきポイントがあります。ここからは、そのポイントについて、詳しく解説していきます。

 

「無理なく返済できることを伝えること」

担保となる不動産があったとしても、金融機関が審査を行う上では「きちんと返済できるか」が一番重要です。

そのため、収入の安定性や返済余力を客観的に示すことが重要となります。特に返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)が高すぎてしまうと審査が厳しくなっていくため、他の借入を整理しておくと有利になります。

【ポイント】

・源泉徴収票や確定申告書など収入資料を正確に提出する
・既存借入の状況を整理しておく
・返済後も生活や事業に無理がない資金計画を示す

 

「お金の使い道がはっきりしていること」

借りたお金を何に使うのかも重要です。事業資金、借換え、納税資金など、目的が明確で合理的であれば前向きに評価されます。逆に使い道やそれに伴う説明があいまいだと不安材料になります。資金計画を簡単でもよいのでまとめ「なぜ必要なのか」を自分の言葉で説明できるようにしておくと安心です。

 

「担保不動産の状況を正確に伝えること」

不動産担保のローンの場合、金融機関は万が一返済ができなくなった場合でも担保予定の不動産で回収できるかも見ています。そのため、物件の場所・広さ・築年数だけでなく、接道状況や権利関係まで細かく確認します。違法建築や未登記部分があると評価が下がることも。

担保となる不動産の使用状況もポイントとなります。空き家なのか、自宅として使っているのか、第三者に賃貸をしているのか、親族に無償で貸しているのか、自分の会社の事務所として使用しているのかなど、隠さず正確に不動産の状況を伝え、賃貸借契約書などの疎明資料がある場合には合わせて提出するようにしましょう。申告と異なると判断された場合には、その時点で審査否決となる場合もあります。

 

 不動産担保ローンの本審査に落ちたらどうする?

残念ながら不動産担保ローンの本審査に落ちた場合は、改めて申し込みをするか別の手段を検討しなければなりません。

不動産担保ローンの本審査に落ちた場合の対処法についても説明します。

 

「否決理由を確認し、改善できる点を整理する」

まずは金融機関に差し支えない範囲で否決理由を確認しましょう。担保評価不足なのか、返済比率の問題なのか。信用情報なのかで対処法は変わります。

例えば書類不足や説明不足が原因であれば、資料を補足することで改善できる場合もあります。感情的にならず、客観的に課題を整理することが再挑戦への第一歩です。

 

「借入条件を見直しして再申込を検討する」

希望金額が担保評価に対して高すぎた場合、借入額を減らす、共同担保を追加するなど条件を見直すことで通過可能性が高まることがあります。また、既存借入を一部返済してから申し込むのも有効です。「満額」にこだわらず、現実的な条件に修正することが大切です。

 

「他の金融機関や商品を検討する」

金融機関ごとに審査基準は異なります。A銀行で断られた場合でも、B銀行ならば審査が通るケースもあります。また、銀行とノンバンクでは審査上重視する項目が異なりますので、並行して検討してみるのも良いでしょう。ただし、短期間に多数申込をすると印象が悪くなることもあるため注意が必要です。信頼できる担当者に相談し、自分の状況に合った選択肢を慎重に検討しましょう。

 

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 まとめ

不動産担保ローンの本審査では、返済能力や信用情報、担保不動産の評価、権利関係などが総合的に確認されるため、事前審査に通過していても結果が変わることがあります。金融機関ごとに審査基準は異なるものの、収入の安定性や既存借入の状況、担保不動産の価値などが大きな判断材料となります。

本審査をスムーズに進めるためには、資金使途を明確にし、収入資料や不動産に関する情報を正確に準備しておくことが重要です。また、万が一審査に通らなかった場合でも、否決理由を整理し、借入条件の見直しや他の金融機関への相談を検討することで解決の糸口が見つかることもあります。

不動産担保ローンを検討する際は、審査の仕組みや注意点を理解したうえで、自身の状況に合った無理のない資金計画を立てることが大切です。

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